本を売るとき少しでも高くしたいなら、「まずキレイである」ことが一番です。
例え中古でも、キレイな状態の本が欲しいですよね?
査定をする人にも同じで、本を受け取った時の印象が大事。
今回は、本を高く売るための手入れ方法をご紹介します!
高く売るための8つの手入れ方法
パッと見たとき「古そう」「汚い」と思われたら、査定額は下がります。
ちょっとした工夫で、本をキレイに蘇らせましょう!
高く売るためにお手入れが必要なのは
- カバーの汚れ
- 表紙破れ
- 値札シール剥がし
- シミ取り
- ページの折れ
- 書き込み
- 日焼け
- 臭い取り
の8つです。
お手入れ方法とは別に、番外編として配送時に本値段を下げないための注意点も紹介していきます。
カバー(表紙)汚れの落とし方
軽い埃などのザラ付きは、ウェットティッシュ(除菌)でさっと拭くだけでもOKです。
しっかりキレイにする場合は、「手作り液」を作って拭くとピカピカになりますよ。
- 弱アルカリ性の洗剤
※皮脂を落とす為に必要。
(ジョイやマイペットの他、重曹・セスキ炭酸ソーダでも可) - 水
- スプレーボトル
- 洗剤と水を1(洗剤):5(水)の割合で薄める
- スプレーボトルに入れる
- スプレーを布に吹き付け、本の表紙を磨く
※表紙の種類によっては染み込んでしまうものもあるので、要注意!
(ツルツルしたコーティングされている表紙なら可)
表紙破れの修正方法
表紙の下のほうが、ちょっぴり破れてしまったということもありますよね。
移動時に動いてさらに広がったら、目立って査定額も落ちてしまいます。
そんなときは、「和糊」が大活躍!
- つまようじ
- 和糊
- つまようじの先に糊を少しだけ取る
- 破れた箇所の断面に沿って糊を薄くつける
- つまようじの背で抑える
- 糊が付かないセロファンなどで挟み、重しを置く
値札などのシールの剥がし方
爪で剥がそうとすると、破れたり糊が伸びて汚くなってしまったりします。
ベストは市販の「シール剥がし液」ですが、他にも簡単なやり方が2つあるんです。
※表紙の種類に注意してください。
ウェットティッシュを使う方法
- ウェットティッシュ(アルコール入り)
- 普通のティッシュペーパー
ウェットティッシュで値札を湿らした後、ティッシュで強めに擦るだけです。
※破れたり傷つけない程度に
これで結構取れます!
ドライヤーで温める方法
- ドライヤー
値札シールに1分程度、温風を当て、シールの糊が温まったら剥がします。
途中で剥がれなくなったら、再度、熱を送りながらゆっくり剥がしていくとキレイに取れます。
糊が残った場合
シールをはがして糊が残ってしまったときの対処方法は2つ。
- セロテープでペタペタと糊を取る
- ハンドクリームを塗り拭き取る
この2つの方法でベタベタも解消です!
紙のシミ取り方法
「コーヒーなどをこぼして色が付いてしまった!」
「時間の経ったシミを見つけた!」
そんなときは以下の方法で、劇的に白く蘇らせることができます。
- キッチン用の漂白剤(ハイターなど)
- ティッシュ(コットン)
- 割り箸
- あて紙
(白いコピー用紙などを四つ折りし厚くしておく) - 水
- 濡れたての場合はティッシュなどで水分を取る
- シミのあるページの裏にあて紙をする
- 割り箸でティッシュを挟み、漂白剤の原液を染み込ませる
- シミ部分にポンポンとなじませる
- 水をティッシュに染み込ませ、シミ部分にポンポンして漂白剤を落とす
コツは、1ページごとにシミ取りをすることです!
でも、シミはキレイに取れても、水分が付くので紙がふやけてシワができてしまいます。
こんなヨレヨレでは本は買取り不可になってしまうかも…
そのときはシワを簡単に伸ばしてしまいましょう!
少しくらいの水濡れなら、この方法でキレイに修復できます!
ページ折れを治す方法
本の隅が折れてしまうことって、割とありますよね
そんなページ折れは目立たなくさせる方法が2つあります。
- 重しを乗せて伸ばす
- 裏にあて布をしてアイロン(低温)で伸ばす
ここでもアイロンは有効です!
アイロンを使う場合は、熱によって変色したり、焦がしてしまったりしないように、事前にチラシなどで試してから実践してみてください。
書き込みの消し方(鉛筆・蛍光マーカー)
「書き込みがあるものは買取不可」という買取店が多くあります。
(参考書買取専門店などは、程度によっては可の場合もある)
もし、鉛筆の書き込みがあれば、消しゴムで消しておきましょう!
蛍光マーカーの消し方は、蛍光ペンの種類によってとれないものもありますが、消毒用アルコールが有効です。
原液をティッシュなどに染み込ませ、サーッと蛍光マーカー部分をなぞります。
※事前に別の紙で試してください
ですが、基本的に蛍光ペンのマーカーは消せないと思っておきましょう。
日焼けした本の天・小口をキレイにする方法
日焼けすると、なんだか古臭~い感じがしますよね。
焼けたところを手入れするだけで、印象がグッと変わりますよ。
- 紙やすり(400番・1000番)
- やすりを巻く板(硬くて平らなものなら何でもOK)
- 新聞紙
- 板にやすりを巻きつけておく
- カバーを外す
- 指で紙の向きを調べる(触ってスルッとしている方向へやすりをかける)
- 目が荒い→目が細かいやすりの順でかける
(本をしっかり閉じた状態で) - 粉を落とす(ページの間も)
※一方方向へやすりをかけるのがコツ!
本の古い臭いの消し方
本も古くなってくると、独特の臭いがするようになります。
また、タバコを吸う人の本は、かなり臭うことが多いです。
臭いは、他人からは敏感に気付くので減点ポイントとなってしまうかも?
臭いの程度にもよりますが、こんな方法もあるんですよ。
- 本
- 置き型消臭剤(無香料)or重曹
(粉が出ないようにティッシュなどで包む) - 密閉できる袋or箱
- 軽く本が開いた状態(立てて置く)で袋や箱に入れる
- 本のページ側の、少し離した所へ置き型消臭剤を置く
- 密閉して5日待つ
(臭いが残るときは+1週間置いておく)
配送時の本の傷付きを防ぐ方法
本をキレイにして「いざ郵送で送る!」というときの注意点。
段ボールの中へ、本を詰めるときに隙間があると振動などで、本を痛めてしまうんです。
でも、丁寧に梱包しておけば安心。
コツ2つだけやっておきましょう。
- 本は平置きに入れる
- 隙間には新聞紙を敷き詰める
縦置きにすると、本のカバーや角が潰れる恐れがありますし、隙間があると横揺れして折れ・擦れの原因にもなります。
せっかくキレイにした本ですから、良い状態で届くようにしましょう!
本を手入れして少しでも価値を上げよう!
買取店でも、評価を決めるのは人間です。
少し汚れていただけで、同じ発売日の本で同じ価値があっても、減点ポイントになってしまったらもったいないですよね。
ここでは以下のお手入れ方法を8つご紹介しました。
どれも手軽にできる方法ですので、ぜひ実践して、少しでも高く本を売りましょう!
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